世界中のいろいろな音楽を、脈略もなく聴いています。ついでにいろんな楽器にも興味があって、最近は特に鼻笛がお気に入りです。
 今年は残暑が厳しいという記事をどこかで見たような気がしますが、当地はもう秋です。いつ夏が来たの?という感じです。といってもそれが普通なのですが、頭の中はもう、いつ頃冬タイヤに交換しようかななんてことを考える時期でもあります。ちょっと早いけど。
 前の記事のとおり、今年の夏はMelodium三昧でした。本当に、他の音楽は聴かなかったんじゃないかというくらい。酒井法子の逮捕もボルトの100mも、Meldiumを聴きながら見ていました。きっと、30日の開票速報も、Melodiumを聴きながら見ることでしょう。

 MelodiumはLaurent Girardによるソロプロジェクトで、最初の作品から今年で10周年になるようです。作品をコンプするのはなかなか難しいようで、公式サイトでもすべての作品を入手することは出来ないようなのですが、CD-Rでのセルフリリースが幾枚か売られていて、それらを購入しました。これはその中の1枚です。

 Melodiumの作品は、紛れもないエレクトロニカというものと、エレクトロニカっぽいフォークというものとが混在しているという印象があります。例えば"music for invisible people"はエレクトロニカ < フォークなのに対し、"anaemia"はエレクトロニカ > フォークという感じです。
この作品は、両者がほどよいバランスという感じで、タイトルから想像できるようなかわいらしいメロディが、やや存在感のあるビートの上に乗っている曲が多いです。ちょっと強めの雨の日の、雨だれの音がほどよく並んでいるような、そんな心地よさを感じます。

 ところで、サイトで注文したら、Laurentから「今郵便局行って送ったよ。1~2週間かかるらしい。」というメールが来たのですが、実際にはそのメールの5日後には到着しました。東京からの荷物が、場合によっては3日からる当地なのに、フランスからの郵便が5日後とは速すぎです。で、「着いたよ」とメールしたら即座に「めちゃくちゃ速いじゃん!」という驚きの返事が。先方は当地が日本の端にあって…なんて事情はもちろん知らないだろうけれど。まあ、お互いにびっくりした出来事でした。

 2002年の夏だったと思うけど、初めてmumの"finally we are no one" を聴いたときの印象は、最初は何でもなく、後に強烈なものになりました。がつんとやられるような衝撃ではなく、なんか、じわじわと浸食されていくような、そんな感じで浸みてくる音楽に、初めて向き合った瞬間だったかもしれません。

 Melodiumは、自分にとってはそれに似た衝撃を与えられた音楽で、mumとはエレクトロニカという共通項というよりは、なんとなくそこにある音楽という雰囲気を纏っている点で、似ているなという印象を持ちます。かといって、アンビエントというほどではく、圧倒的な存在感はないけれど、BGMとして流すには耳を奪われてしまうような、微妙な自己主張が心地よく感じます。mumというよりは、エリック・サティを聴いているような気分に近いものがあるかもしれません。ジムノペディとか、どうしても聴き流せないです。

 Melodiumのこの作品は、やはり、聴きどころは、その切ないメロディにあります。4曲目"Kissing Disease"は、何度聴いてもじわじわきます。

 今年の夏は暑くなりそうにないけれど、冷夏なら冷夏なりの心地よさを、こういう音楽とともに楽しもうと思います。日照時間不足でコメ不足になるのは困るけれど。
 
 ゴーストキャッチャーという楽器を入手しました。ドイツ在住のマルチプレイヤーである Vladiswar Nadishanaさんのサイトで購入したマウスボウです。
 とはいってもマウスボウ自体よくわからないのですが、口琴と同様世界のいくつかも場所で使われている楽器のようです。ナディシャーナさんのこれは、南シベリアに伝わる楽器がベースのようで、2弦あるのが特徴です。 ナディシャーナさんの演奏は、上記のサイトやYouTubeで見ることができますし、その中には"How to play"という動画もあるのですが、音を鳴らすのはそんなに難しくないものの、口琴のような倍音の響きを出すのはちょっと難しく、コツが必要なようです。
 で、さっぱり要領を得ない状態のくせに、とりあえず鳴らしてみました。見知らぬ弦楽器を手にした時、まずやってみたいのがこの曲なので。




 音が小さすぎて、何やってるかわからない動画になってしまいました。
 スタイロフォンの演奏を携帯のカメラで録画してみました。

【スタイロフォン Stylophone】おもちゃの兵隊のマーチ


【スタイロフォン Stylophone】笑点のテーマ


 面白いけれど、なかなかうまくいかないものですね。
 それにしても、楽しいです、スタイロフォン。
 一応電子楽器なので、音量が調整できる、ということは、音量を小さくしたり、あるいはイヤホン等を使うとかで深夜でも音が出せるという点が非常にありがたいわけで、時々思い出したようにカチカチやってます。スタイラスでカチカチ鳴らすのだけはさすがに避けることはできません。

 スタイロフォン+DS-10とかの演奏の動画がいろいろありますが、スタイロフォンだけでとりあえずやってみました。キューピーのあれです。



 実は、この楽器のことは知りませんでした。
 クラフトワークが使っていたというライブの画像を見ましたが、そういえばこの映像は見たことあるな、とは思ったのですが、そこで使われている小さな楽器のひとつがこのスタイロフォンでした。
 登場したのは…どうやら自分が生まれた年と一緒らしいのですが、1980年頃に生産終了、そして、昨年復刻版が出たということで、それを今回買うことができました。たまたまネットでみつけて衝動買いしてしまいました。3千円ちょっとという値段だからこその衝動買いではあったのですが。

 もともとは玩具ということで、音もつくりもチープなのですが、外観が昔のラジオっぽくて、さわってるとなんだか嬉しくなります。学研の電子ブロックとか、あの手の玩具に似た雰囲気を感じます。

 音域が2オクターブ弱なので、自分が木製の鼻笛を吹くのとだいたい一緒なので、鼻笛で吹ける曲はスタイロフォンでもなんとかなるようです。
 ここ数日、日曜日に打ち上げられた"人工衛星"から流れているいう「金日成将軍の歌」や「金正日将軍の歌」を聴いてみようと思い、470MHzが受信できる無線機を引っ張り出したりしてました。もちろん、聞こえるわけないのでしょうが。
 そう言えば、と思い、昔よく耳にしたこの楽団が今どうなっているのか気になって、ネットで検索してみました。
 1990年代、北朝鮮の放送局は普天堡(ポチョンボ)電子楽団のパワープレイ状態でした。「でんしがくだん」という名前から受ける印象は、チープな電子楽器による音楽という感じなのですが、実際、いかにも北朝鮮らしい音楽(ああいうのを「革命歌謡」というのかな)を量販店で買ってきたようなキーボードを使って演奏しているみたいな雰囲気ではあるのだけれど、一方では歌唱力の高さとか音楽的な素養の高さも感じるという、何ともアンバランスな印象を受けました。

 で、今は、活動休止状態なのだそうです。電子楽器を使った音楽はふさわしくないと、同国の保守的な人たちから突き上げられたのだとか。この楽団、金正日の指示で結成されたらしいけれど、それが保守派の意見で活動停止って、同国の権力体制の…って話とは無関係なんでしょうか。


 さて、1990年代の北朝鮮の日本向けラジオ放送(その頃は「朝鮮中央放送」だったかな)は、時々ドライブのお供に聴いていました。お気に入りだったのは金正日に関するいろんな逸話で、その内容はなかなかのファンタジーでした。
 今でも記憶に残っている話の一つとして、飛行機に関する話があります。細かいことは忘れちゃったけれど、大まかにはこんな話でした。


  ある時、飛行場に飛行機が着陸しようとしていた。
  飛行場のあたりは一面の雲に覆われ滑走路は見えず、飛行機は着陸を試みようとしたが果たせなかった。
  飛行機の着陸を待っていた金正日将軍が、突然ある方向を指さし、「こっちだ」と叫んだ。
  その瞬間、将軍が指さした方角の雲が裂け、青空が見えてきた。
  飛行機は、無事、その雲の切れ目から降りてきて着陸した。


 将軍様の"すごさ"はともかくとして。
 くもったら、着陸できなかったんだ…
 新しい陶製の鼻笛で吹いてみました。

 変な音が混じってますが、喉が鳴ってました…
 吹いている時には気が付いていないのですが、聴き直すと不安定なところがはっきりわかります。

urame.mp3
 今まで生きてきた中で一番聴いた回数の多いアルバムは、ELOのTimeではないかと思います。でなければYMOのパブリック・プレッシャーかもしれません。今ならばiTunesに再生回数とか表示されちゃいますが、何を何回聴いたかなんてわざわざ記録もしていないので、正確なことはわからないですが、おそらくこの2枚のうちのいずれかです。それくらいTimeは聴き込んでいます。
 で、ELOで一番好きな曲と言えばSecret Messagesです。商業的にはあまり成功しなかったらしい1983年発表の同名のアルバムの1曲目なのですが、自分の中では「いいなぁ」と思えるツボがふんだんにちりばめられている一曲です。
 ですが、ELOで一番お気に入りのアルバムといえば、今ならDiscoveryを選択します。初めて聴いたELOの曲がConfusionだったというのもありますが、自分はどちらかというと後期ELOが好きで、Out of the BlueからDiscovery、そしてXanaduにかけての時期がELOにとっての転換点だったという意味での面白さもあって、この作品は時々引っ張り出して聴いています。というか、気がつけば3枚もCD持ってます。もちろんそれぞれ違いはあって、今出てるBlu-spec CDも、油断してると買ってしまうかもしれません。そういえばTimeとOut of the Blueも2枚ずつ持ってたかも…
 
 ELOの曲、あるいはジェフ・リンの作品は、自分が求めている"Pop"とほぼ同義です。その中でも特にDiscoveryはポップの中のポップです(変な表現だけど)。音楽を聴いて何を感じるかは様々だし、あるいはその時何を感じたいかによって、その時聴く音楽を選択するということもあるけれど、"Pop"を求めているとき、それは極めてシンプルな心地よさを求めている時であって、そこにある音、そして音のつながりが生み出す世界を楽しめることが重要だと考えます。ELOの作品、特にこのDiscoveryは上質の爽快感が得られます。

 そう感じる理由のひとつには、イントロの作りが上手いというのも関係しているのかもしれません。音楽に限らず、導入部分というか"つかみ"は、大事ですよね。このアルバムは、全曲シングルカットが計画されたという話もあるようですが、実際どの曲もイントロで引きつけられます。もちろん、イントロだけでなく、サビに至るまでの展開も、ですが。
 で、どの曲もおすすめのこの作品の中で一番のお気に入りは、やっぱりConfusionだったりします。中学1年のころにこの曲に出会って、いまだに自分の中で輝きが失われていないことに驚くと同時に、あるいは最初に聴いたのがこの曲だったから、自分の中でELOが大きな存在であり続けるのかも、とも思います。
おもてうら

木製の鼻笛と並べてみました。


 以前から予約していた鼻笛が、昨日届きました。
 で、早速吹いてみたのですが、まず、木製の鼻笛を吹く感覚で吹いてみたところ音が鳴らない。どうやら、鼻(というか、顔)のあて方が違い、木製のものよりはしっかりくっつけることが必要なようです。
 鼻をしっかり鼻笛に当てれば、音を出すこと自体は木製のものより簡単かもしれません。出せる音域が木製のものより広いことと(達人は3オクターブだそうですが、自分は2オクターブちょっとでした)、小さい音でも安定して吹けるという特徴があります。自分の場合、木製では音を安定させようとするためにある程度の息を必要としていました。吹き方の問題なのかもしれませんが、陶製のものは弱い息でも音が安定しているように感じます。

 音色は、さすがに陶器なだけあって、オカリナっぽいなと感じました。高い音がきれいにでます。ただ、木製のちょっとかすれた音も好きなので、使い分ける余地はあると思います。ただ、音域が木製のものよりは広いので、陶製のものの方が楽しみは大きそうです。また、木製を吹くときにはどうしても大きな音になるため、居住環境の関係で夜練習するには車の中で吹く必要があったのですが、陶製のものについては部屋で吹いても大丈夫なくらい小さな音でも鳴らせそうです。ここ数週間はバタバタして鼻笛に触れる時間も少なかったのですが、また、楽しみが広がりました。
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